ママとムジュゴと乱母不狂

アビス

ママとムジュゴと乱母不狂 d_119947

ムジュゴ。その名はムジュゴ。ムジュゴを知る者は、それをムジュゴと呼ぶ。 ムジュゴには仲間がいる。ムジュゴと同じような姿形をした仲間だ。 ヤベツという名や、スウタという名や、イタマという名や、ママという名の仲間だ。 ヤベツは、今日は仕事に行っている。ムジュゴの近くにはいない。
アビス

ママとムジュゴと乱母不狂二 d_121371

ムジュゴはママと一緒に、新しい仲間にどんな名前を与えようかを考えていた。 新しい名前を与えられるのは、誕生させた男と女だけ、つまり、ムジュゴとママだけなのだ。 考えて、たくさん考えて、すごく話し合ったが、なかなか最適な名前が決まらない。 すると、今まで仕事でいなかったヤベツが、どうやら終わったようで戻ってきた。 …
アビス

ママとムジュゴと乱母不狂五 d_127490

だから、それらが起こるかもしれない可能性を、完全に潰したくて、言わないのだ。 けれども、ママだけが、イタマにしつこく質問を続けて、言わせていた。 ママだけは、特に深い理由もなかったが知りたかったので、知れるようにしていた。 もしかしたら、それら両方の結果だったかもしれず、結論として、イタマは危機に瀕した。
アビス

ママとムジュゴと乱母不狂三 d_123006

スウタ。その名はスウタ。スウタを知る者は、それをスウタと呼ぶ。 スウタはいつも、わざわざ誰にも知られない場所を選んで、眠らなければならなかった。 何故なら、スウタにはスウタにしかない危険な能力があって、それは眠ることで発動するからだった。 スウタの発動した能力に、うっかりムジュゴたち仲間をぶつけてしまうのは、論外である。 …
アビス

ママとムジュゴと乱母不狂結 d_130732

あ、とムジュゴが叫んだとき、ムジュゴはどばどばと放出していた。 う、とヤベツが叫んだとき、ヤベツははっきりとした意識を失っていた。 え、とママが叫んだとき、ママはもう元のママではなくなっていた。 それは外見が変わったという話ではなくて、中のものが、見えないところが、変わって。
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